10月1日より経鼻インフルエンザワクチン フルミストの接種を開始します。
費用は1回7,700円(税込)、6〜18歳の方を対象としております。
抗体ができるまで2週間ほどかかるため、流行前の12月上旬までの接種がお勧めです。

点鼻インフルエンザワクチン
フルミストとは
《特徴》
- 鼻に噴霧するタイプの2〜18歳を対象としたワクチンです。
- インフルエンザを弱毒化した生ワクチンで、ウイルスの入り口である鼻の粘膜に直接免疫をつけます。
- アメリカでは2003年から接種が開始され、日本では2024年から接種可能となりました。
- 注射の痛みがないことから特に注射の恐怖心のある小児への負担が少ないことが期待できます。
- 不活化ワクチン(注射)よりも長期間の予防効果が見込めると言われています。
《メリット》
- 痛みがない
- 1回で接種が終了する
- 予防効果が長い
《デメリット》
- 接種1週間以内に鼻閉、鼻汁、咳、喉の症状、発熱などのインフルエンザに似た症状が出ることがある
《接種ができない方》
- 2歳未満、19歳以上の方(当院では6~18歳を対象としています)
- 発熱など急性疾患を発症している方
- 喘息のコントロールが十分でない方
- ゼラチン・鶏卵に対して重度のアレルギー(アナフィラキシー)などがある方
- 心・肺・肝・神経疾患、糖尿病、貧血、免疫不全などの疾患治療中の方
- 妊娠中の方
- 妊娠中や免疫が低下した方と接触する可能性が高い方(接種ワクチン由来ウイルスによる水平伝播の可能性があります)
《注意点》
- 接種後2週間ほどはインフルエンザ検査で陽性になる可能性があります。また抗インフルエンザ薬を内服するとフルミストによる接種効果が弱くなる可能性があります。
- 発疹や蕁麻疹、他アナフィラキシーなどの重症となる副反応を起こす可能性は他のワクチン同様否定できません。